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ダナンからも行ける「フエとホイアン」には何があるのか?【世界遺産の街を紹介】

ベトナム中部「フエとホイアン」には何があるの?【世界遺産の街でグルメを楽しむ】

ベトナムの地形は縦に長く、北部の首都「ハノイ」、中部の「ダナン」、南部の「ホーチミン」が主要な都市です。この3つの都市は日本からも直行便が出ており、観光にも人気があります。

とはいえ、主要3都市だけがベトナムの観光スポットではありません。特にベトナム中部は、ベトナムの歴史を支えてきた都市があります。「ベトナム中部ってダナン以外に何があるの?」と思われている方のために、読んでいただきたいです。

ベトナム中部「フエ」と「ホイアン」を初めて知った方へ

ベトナム中部の都市といえば、「ダナン」です。ダナンは、首都ハノイ、最大都市ホーチミンに次ぐ、ベトナム第3の都市と言われています。ダナンは美しいビーチがある「ベトナムのリゾート地」としても人気で、日本人観光客も多いです。

それでは、ベトナム中部の魅力は「ダナン」だけなのでしょうか?

いえいえ、ダナン以外にも素敵な街があります。それが、「フエとホイアン」です

 

フエとホイアンとは?

ベトナム中部はダナンだけしかないと思っている方は、本当にもったいないです。ダナンのほかにも「フエ」と「ホイアン」という2つの有名な都市があります。とはいえ、「フエとホイアンを初めて聞いた」という方も多いはずです。都市を知るには、歴史から調べてみるのが良いです。フエとホイアンの歴史を簡単にご紹介します。

 

フエの歴史

フエの歴史は、1802年に始まります。1802年に当時の「阮(グェン)王朝」が、タンロン(現在のハノイ)からフエに遷都をしました。この「阮(グェン)王朝」は1945年まで続き、ベトナム最後の王朝が栄えた都市が「フエ」です

フエの歴史

 

 ベトナム初代王朝は「丁朝」
ベトナム王朝は、中国から独立を遂げた966年から続きます(正確には938年呉朝が始まり)。その初代王朝が「丁朝」です。丁朝が栄えた「古都ホアルー」は、ハノイ近郊の世界遺産として知られています。
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ホイアンの歴史

一方、「ホイアン」はベトナム中部を代表する貿易の街として栄えました。2世紀にチャンパ王国の港として始まり、その後16世紀ごろからは国際貿易の港として、着実に発展を遂げた街です。

ホイアンの歴史

 

 日本人が住んでいた
16世紀に国際貿易の拠点として発展した「ホイアン」には、多くの外国人商人が移住してきます。ポルトガル人、フランス人、オランダ人といった欧州国だけでなく、中国捕人、そして日本人も住んでいました。1601年には「朱印船貿易」にも後押しされ、江戸幕府との取引も拡大。当時、ホイアンには1,000人ほどの日本人が住んでいたそうです。

 

ダナンからのアクセス

フエとホイアンは、ダナンからも近いです。ダナンを拠点としてフエとホイアンに行く場合、タクシーかバスでの移動がおすすめ。鉄道は時間が読みにくいことや本数自体少ないです。

 

 ダナン→フエはタクシーかバス
ダナンからフエに行く場合、タクシーかバスでの移動をおすすめします。タクシーだと大体10,000円ほど準備しておけば足りますが、要交渉です。バスだと片道1,000円ほどで行けます。ダナン・バスターミナルから1日十数本運行されているので、こちらもおすすめです。

 

 ダナン→ホイアンはタクシー
ダナンからホイアンの移動はタクシーがおすすめです。距離的にも短く、タクシーであれば30分ほどで着きます。わたしは、ホイアンの観光後にダナン空港までタクシーで行きましたが、道は空いておりストレスなく行けました。料金はホテルからチャーターしたため少々高かったですが、それでも2,000円ほどです。

 

 フエ・フバイ空港も便利
わたしが、フエとホイアンに行ったときは、ホーチミンから飛行機でフエ空港まで行きました。ベトナムの国内線は非常に安く、時間帯によって3,000円ほどで乗れます。日本からの場合、ハノイ空港・ホーチミン空港を経由していく方法も便利です。

フエ・フバイ空港も便利

 

フエとホイアンは世界遺産が魅力

フエとホイアンは歴史でご紹介した通り、ベトナム中部で栄えた街です。ベトナムの歴史でも重要な街とされており、いずれも世界遺産として登録されています。フエとホイアンの観光についても、世界遺産のスポットが中心です。

 

 グルメも魅力
とは言っても、世界遺産だけがフエとホイアンの観光要素ではありません。フエ、ホイアンにはそれぞれベトナムのご当地グルメが堪能できます。世界遺産観光やグルメ情報をまとめてみました。

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「フエ」と「ホイアン」には何があるのか?

フエとホイアンは距離もそこまでないため、個別に訪れることもできますし、まとめて訪れることもできます。フエの観光スポットは、世界遺産に登録されている「阮(グェン)王朝時代の遺跡」が中心です。また、フエでしか食べられない「ブン・ボー・フエ」と「ネムルイ」は絶品

ホイアンは街全体が世界遺産として登録されています。ベトナム中部の貿易の街として栄えた「ホイアン」の街は見ごたえ抜群でした。「汁無し麺ミークワン」と、毎日行列ができる「バインミー」は、ホイアンの美食として人気です。

 

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フエの観光スポット

①阮(グェン)王朝王宮

②フエ名物「ブン・ボー・フエ」と「ネムルイ」

③タントアン橋

 

①阮(グェン)王朝王宮

フエの観光名所は、何といっても「阮(グェン)王朝」時代の王宮です。「阮(グェン)王朝」は、1802年にフエで成立した王朝です。1945年まで続き、ベトナム最後の王朝として発展しました。現在残っている王宮は、王朝として成立した翌年の1803年に建てられたものです。ベトナム戦争で大きな被害を受けましたが、修復工事が行われほとんどが復元されています。

阮(グェン)王朝王宮

 

 王宮の入り口「ガン門」
阮(グェン)王朝は、王宮が正方形の堀と城壁によって囲まれています。王宮の外堀から内部に入るために使われたのが「ガン門」です。デジャブだな~と思いますが、日本のお城も堀や門によって囲まれていますね。

王宮の入り口「ガン門」

 

 皇族のみ通行が許された午門
阮(グェン)王宮への入り口で最も大きい門が、南側にある「午門」です。この午門は、中国北京の紫禁城に倣っていると言われ、皇族でなければ通ることができませんでした。3つある中央の門は王や各国の大使が通り、両側の2つの門は兵士が利用します。当時、午門は非常に高貴の門とされ、女性は皇后であっても通れなかったそうです。

皇族のみ通行が許された午門

 

 儀式に使われた大和殿
午門をくぐり、王宮内入った正面にあるのが、「大和殿」です。大和殿は、王様の即位などの重要な儀式を行う場所。当時、午門を通れない女性は、大和殿にも行くことも許されませんでした。

儀式に使われた大和殿

 

 王宮内の劇場「閲是堂」
当時、王宮内での劇場として使われていたのが「閲是堂(ズエットティ)」です。王朝の王や皇族が宮廷音楽や宮廷舞踊を観賞した場所で、ベトナム最古の劇場でもあります。閲是堂で演奏されていた「ニャー・ニャック」は、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている宮廷雅楽の1つです。

王宮内の劇場「閲是堂」

 

 出口は顕仁門(ヒエンニャン)から
阮(グェン)王宮の出口は、王宮東部にある「顕仁門(ヒエンニャン)」から退場します。この顕仁門の前には記念撮影をしている人が多くいました。この顕仁門は、午門の豪華さには及びませんが、細かな装飾もされており、中国とベトナムの文化を融合した門です。

出口は顕仁門(ヒエンニャン)から

 

②フエ名物「ブン・ボー・フエ」と「ネムルイ」

 フエの麺料理「ブン・ボー・フエ」
フエの観光スポット2つ目は、フエのグルメです。ベトナム料理と言えば麺料理ですが、フエでもご当地麺を頂けます。ブン・ボー・フエと呼ばれるフエの麺料理は、ハノイやホーチミンで食べられる「フォー(Pho)」よりも太麺なのが特徴。牛筋や練り物が入っており、ベトナムらしい薄味が良かったです。

フエの麺料理「ブン・ボー・フエ」

 

 フエの伝統料理「ネムルイ」
フエのご当地料理2つ目は、「ネムルイ」です。ネムルイとは、レモングラスの茎に豚のつくね焼きを巻いた料理で、フエやダナンなどベトナム中部で食べられています。「ライスペーパー」が一緒に配膳されるため、好みに合わせてネムルイと具材を巻き、タレを付けるのが王道の食べ方です。ベトナム料理は肉料理でも野菜がセットになっており、健康的に生活できます。

フエの伝統料理「ネムルイ」

 

③タントアン橋(フエの日本橋)

ホイアンにある日本橋が有名ですが、フエから8kmほどのところにも同じ「日本橋」があります。1776年に造られた橋は、ホイアンの日本橋に似ているから「日本橋」と呼ばれるようになったそうです。

タントアン橋(フエの日本橋)

 

 中国人の女性が造った
ホイアンの日本橋に似ているから日本橋と呼ばれていますが、実は中国人の女性が資産を投じて造った橋です。中国からベトナムにやってきた女性が、遠く離れた地で死んでもベトナムの地元住民の記憶として残って欲しいという思いから資産を投じて造りました。

記憶に残るどころか、日本橋という名前が付いてしまったのは、女性も驚きでしょうね。

中国人の女性が造った

 

 ホイアンの観光スポット

①日本橋

②陶器作り「タンハー村」

③ホイアン・ナイトマーケット

④汁無し麺「ミークワン」

⑤行列のできる「バインミー」

 

①日本橋

フエの日本橋の次は、本家「ホイアンの日本橋」です。日本橋は世界遺産に登録されている「ホイアン旧市街地」に含まれています。朱印船貿易で東南アジアと貿易が盛んだった1593年に、ホイアンに移り住んだ日本人が造ったそうです。

日本橋

 

 橋の正式名称は「来遠橋」
ガイドブックなどでは、「日本橋」と書かれているものが多いですが、実は正式名称があります。この橋の本当の名前は「来遠橋」です。名前の由来は、「朋あり遠方より来たる、また楽しからずや」という論語からです。

 

②陶器作り「タンハー村」

世界遺産ホイアン旧市街地からレンタルサイクルで20分ほどの場所に「タンハー村」という陶器作りの村があります。トゥボン川に面したタンハー村には陶器職人が住んでおり、村全体が陶器一色でした。

 

 陶器作りの体験
タンハー村では、実際に陶器作りにチャレンジできます。タンハー村の入り口でチケットを購入(3万5000ドン、約200円)して、村の中に入って行くとさまざまな陶器作品が展示されていました。なかには、猫型のキャラクターなど「う~ん??」と思うものありましたが、ベトナムなのでそこはスルーしましょう。

陶器作りの体験

 

③ホイアン・ナイトマーケット

ホイアンは歴史的な建物だけが有名ではありません。夜になるとホイアン旧市街地から橋を渡ったところで「ホイアン・ナイトマーケット」が毎日開かれます

ホイアン・ナイトマーケット

 

 幻想的なランタンを楽しめる
ホイアン・ナイトマーケットが、ほかのナイトマーケットと異なるのは「幻想的なランタン」です。ここホイアン・ナイトマーケットは、色鮮やかなランタンがライトアップされます。わたしがホイアン・ナイトマーケットに行ったとき、ランタンをバックに結婚写真を撮影していました。

幻想的なランタンを楽しめる

 

④汁無し麺「ミークワン」

ホイアン旧市街地は観光だけでなく、美味しいグルメも頂けました。最初にご紹介するのが、「ミークワン」です。ミークワンは、ベトナム中部を代表するグルメで、平打ちした米粉にエビや肉、卵がトッピングされています。

フォーや、フエで紹介したブン・ボー・フエとは異なり、スープが無いのが特徴です。※生卵は注意しながら食べましょう。

汁無し麺「ミークワン」

 

⑤行列のできる「バインミー」

ホイアンのグルメはミークワンだけではありません。ベトナムの定番グルメ「バインミー」の行列の店がホイアンにあります。ホイアン旧市街地のなかにある「バインミー・プーン(Banh My Phuong)」は、出来立てのバインミーが食べられることで有名です。

行列のできる「バインミー」

 

 そもそもバインミーとは?
「そもそもバインミーって何?」という方に説明すると、バインミーとはフランスパンにチャーシューやレタス、トマト、キュウリなどの具を挟んだパンです。お店によってメニューは多種多様で、バインミー・プーンでは、チーズやオニオンを挟んだバインミーもあります。ベトナムのファーストフード的な存在で、どこでも食べられるグルメです。

そもそもバインミーとは?

 

 見どころの多い「フエとホイアン」

ダナンの陰に隠れてしまい、なかなか目立たないフエとホイアンですが歴史的にも重要な場所で、世界遺産にも登録されています。ハノイ、ホーチミンからは飛行機でも行けるため、ベトナム旅行のプランに是非入れてみてください。

今回のフエ・ホイアン旅行は、現地で知り合ったベトナム人に案内してもらった場所なので、必ず楽しめるはずです。

 

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